床の剥離洗浄作業とは?その効果ややり方などについて解説!

家庭だけでなく、事業施設も年末の大掃除をするでしょう。そのとき重要なのが、床の剥離洗浄です。とくに飲食店や病院などは多くの人が出入りするため、剥離洗浄をしないと床の見栄えがよくなりません。利用者に心地よく利用してもらうなら、床の剥離洗浄が大切です。今回はその作業の定義に加え、効果ややり方をまとめました。

 

1.床の剥離洗浄作業とは?

剥離洗浄とは、床をきれいにする作業の一種です。剥離剤を使って、古いワックスの塗膜を取り除きます。つまり古いワックスを床から剥離させる作業です。このような一手間を加えれば、床の見栄えを回復できます。ただワックスを上塗りするだけより、古いワックスを一旦取り除くことが大切です。これを済ませてから新しい分を塗れば、床になじみやすくなります。

古いワックスを取り除いた床は、素材の状態に戻っています。ここに新しいワックスをかければ、床の保護が可能です。上質なメンテナンスとして、新品同様の見栄えにできます。とくにオフィスや店舗、病院などは、広範囲にわたる床のメンテナンスが必要です。多くの人が気持ちよく使えるように、床の剥離洗浄が欠かせません。

 

2.床の剥離洗浄作業の効果2つ

床の剥離洗浄には、主に2つの効果があります。ひとつは床の見栄えの回復、もうひとつは密着不良への対策です。各効果について、以下を見てください。

 

2-1.床の見栄えをよくするため

剥離洗浄によって、床の見栄えがよくなります。定期的な剥離洗浄で、古いワックスや固着物をきれいにできるからです。剥離洗浄は、床をきれいにするための準備清掃といえます。この段階を済ませれば、そのあとのワックスがけもきれいにできるでしょう。

一方固着物がついたままの床は、ワックスがけできれいになりません。異物が残っていると、見栄えがよくないからです。とくに飲食店や病院では、衛生状態が大切です。清掃後も異物が残っていると、利用者に影響が及ぶかもしれません。丁寧な剥離洗浄で、床をきれいに仕上げられます。飲食店や病院などは、利用者の心情も考えながら、剥離洗浄を心がけてください。

 

2-2.密着不良を防ぐため

剥離洗浄をしておけば、ワックスの密着不良を防げます。密着不良は、床のコンディションの悪化で起きやすくなります。経年劣化で傷がついたり、異物が残ったりするのです。水や薬品をこぼした場合も、そのままにしておくと、表面がもろくなるでしょう。

床の汚れや異物が残ったままで、ワックスの重ね塗りは推奨されません。短期間で古いワックスとともに、新しい分も剥がれてしまい、この状態を密着不良と呼びます。剥離洗浄で異物や汚れを十分に取り除くと、ワックスの密着不良を防げるのです。ワックスの無駄づかいをなくすうえでも、剥離洗浄は欠かせません。

 

3.床の剥離洗浄作業のやり方

床の剥離洗浄では、最初に物品の移動や安全管理を行います。床への作業なので、邪魔になるものは安全な場所へどかさなければなりません。続いて床のゴミを掃除します。異物が残っていると、剥離洗浄やワックスがけが、うまくいかない可能性があるからです。掃除で床をきれいにしたら、剥離剤の調合を行い、床へ塗布していきます。ここでの剥離剤は、バケツに汲んだ水を使い、推奨倍率で希釈する形です。

続いてポリッシャー洗浄で、剥離洗浄を行います。ポリッシャーは円形ブラシやパッドを回転させる電動清掃機械の一種です。壁の隅や角などポリッシャーの届かない範囲もあります。事業施設での大掃除は、角や隅まできれいにすることが大切です。そのため清掃機械の届かない範囲は、手作業で清潔にします。ポリッシャー洗浄以後に残った汚水も、きれいに回収します。

汚水回収後も一定量の剥離剤が残っているため、水によるすすぎ洗浄が欠かせません。そのあと再び汚水を回収し、モップで水拭きをします。基本的にモップの水拭きは2回です。丁寧な拭き取りにより、床は乾きやすく、傷みにくくなります。

それから新しいワックスの塗布です。ワックスが乾いたら、清掃範囲の全体をチェックします。以上で剥離洗浄と、新しいワックスの塗布の完了です。店舗や病院など事業施設の床は清掃範囲が広いため、作業時間を想定し、営業スケジュールの適切な管理につなげましょう。スケジュール調整を済ませてから、業者へ相談してください。

 

4.床の剥離洗浄作業は業者に頼むべき?

床の清掃は、自社で行うべきか業者に任せるべきか迷っている方もいらっしゃるでしょう。たしかに、床の清掃やワックスがけは、道具さえあれば簡単に行えそうですが、仕上がりに大きな差が出ます。本来の業務に集中するためにも、床清掃は業者へ依頼する方が、メリットの大きい判断と言えるでしょう。

 

5.まとめ

剥離洗浄は床の清潔感を守るうえで大事です。これをやらずに新しいワックスを塗ると、異物によって見栄えが悪くなります。とくに事業施設の場合、利用者に心地よく使ってもらううえで、床の見栄えは欠かせません。掃除するなら、剥離洗浄を忘れないでください。

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