レンジフードをきれいにすると料理が楽しくなる!洗い方について詳しく解説

ほとんどのお宅で、料理をする際は換気のため換気扇を稼働させることと思います。キッチンでは総称として換気扇と呼ぶことが多いのですが、正確にはレンジフードタイプと、換気扇タイプがあります。多くの家庭では、ガスレンジなど煮炊きするレンジの上にフィルターが付いたレンジフードがあります。今回は油汚れが気になるレンジフードの洗い方をご紹介します。

 

1.レンジフードとは

レンジフードは一般的にキッチンに設置されます。レストランや食堂の厨房には、大きなレンジフードが設置され強力に排気します。通常、ガスコンロなどの調理用具がある場所には、建築基準法の規定により必ず1つの換気設備が設置されています。

レンジフードは換気設備で、料理の蒸気など熱せられた空気を吸引して屋外に排気する、ファンとフードを一体化させた機器です。コンロの上部に設置されることが多いレンジフードには、調理時に発生する煙や蒸気、香りまで効率よく吸い込み排気して、コンロ周りの汚れを減らし、快適なキッチンを維持します。

 

1-1.レンジフードのタイプ

レンジフードはキッチンの天井や、正面や横の壁に取付けられることがあります。それだけに、レンジフードの形は設置場所で異なるのです。

天井に設置されるレンジフードの中には、シロッコファンと呼ばれる円筒状のファンがあり、蒸気や煙などを吸引し、ダクトを経由して建物外部へ排気しています。

もう一つの換気装置がプロペラファンタイプの換気扇です。プロペラファンは扇風機の羽と同じような排気ファンです。壁に四角く開口された部分に設置され、ガスレンジから昇った煙や熱気をフードで囲い込み、換気扇から屋外へ直接排気しています。

 

2.レンジフードは汚れている

通常、料理で煮炊きするときにはレンジフードを使って換気します。それだけに、レンジフードは料理のたびに、極小の油や蒸気を吸い込み汚れが進行しているのです。そんなレンジフードの汚れについて解説します。

 

2-1.レンジフードの汚れの正体

レンジフードの大部分の汚れは「油」と「ホコリ」です。レンジフードに付いている茶色のベトベトした汚れは、ほとんどが油とホコリで、調理中気付かぬうちに、加熱された食材から出た油を含んだ蒸気がレンジフードに吸い込まれて付着します。その蒸気が冷めて油に戻り、ベタベタになってチリやホコリなどが付いて汚れになるのです。

 

2-2.レンジフードの掃除は必要

レンジフードの汚れがひどくなると、フィルターが目詰まりし、換気能力が劣化してキッチンや部屋に嫌な臭いが漂うことがあります。また、吸気能力の低下から熱気や蒸気が吸収されにくくなり、ガスレンジやキッチン周りの壁や床がベタベタになることもあります。やはり、レンジフードの掃除は必要なのです。

 

3.レンジフード掃除で注意するポイント

レンジフードは自分で掃除することができます。目に見える範囲を中性洗剤で拭き、フィルターやファンまで掃除する場合は、分解・組み立てが必要となります。

 

3-1清掃に用意する物

レンジフードを掃除するときに必要となるものは、厚手の手袋・中性洗剤・汚れを拭き取る雑巾又は布(最低2枚)・バケツ・スポンジにゴミ袋や新聞紙もあれば便利です。

なお、分解手順はそれぞれのレンジフードで異なるため、取扱説明書かメーカーのホームページで確認しましょう。

 

3-2.掃除に当たり注意する点

作業は必ず厚手の手袋を装着して行いましょう。また、洗剤は「中性洗剤」を使用し、ぬるま湯(60°以下)を使います。

レンジフードのファンは電動式です。清掃作業開始に当たり、ケガ防止からコンセントを抜くなどして、確実に電源を切りましょう。コンセントやスイッチが見つからないときはブレーカーを落としておくとよいでしょう。

足場を使ってレンジフードの清掃作業をする場合は、安定した足場を使いましょう。転倒するとケガにつながることもあります。また、掃除中に誤ってガスコンロの火が付かないように、ガスの元栓を閉めることも必要です。

 

4.レンジフードの洗い方

レンジフードは汚れがひどく、清掃は大変な作業になります。電源を切り、ガスの元栓も閉めてから作業開始です。ここでは、レンジフード掃除の作業手順を簡潔に紹介していきます。

 

4-1.養生処理

清掃中にキッチンの他の部分が汚れたり傷ついたりしないよう、養生対策が必要です。とくに、コンロにビスなどが落ちても大丈夫なように、新聞紙などで覆っておきましょう。

手順書通りに分解し、レンジフードから取り出したファンの清掃は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け、必ずやわらかいスポンジで洗いましょう。金属たわしや硬いスポンジの使用はNGです。また、汚れを落としたら、洗剤をしっかりと洗い流し、水分をとって取り付けましょう。

ファンの汚れがひどく、落ちにくいときは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け置きすると、こびり付いた油汚れが落としやすくなります。

 

4-2.フィルターの掃除

取り外したフィルターは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けて、やわらかいスポンジで洗いましょう。フィルターの目に沿って、油汚れをやさしく落としていきます。汚れを落といたら洗剤をしっかりと洗い流し、水分もよくとってから取り付けます。

フィルターも汚れがひどいときは浸け置きがおすすめです。頑固な油汚れが付いたフィルターは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け置きすると汚れが取れやすくなります。

 

4-3.レンジフード本体と整流板の掃除

レンジフードや整流版は、専門知識がない方には取り外しが極めて困難なので、付けたままで掃除します。中性洗剤の溶液を浸した雑巾や布で、レンジフード全体を丁寧に拭きましょう。油汚れが落とせたら、水拭きで洗剤をしっかりとふき取ります。

なお、レンジフードの吸引能力を高める整流板は、取り付けたままの状態で清掃を行うことがおすすめです。

 

5.レンジフード掃除はプロの業者がおすすめ

レンジフードは汚れやすく、特に、頑固な油汚れが付きます。自分で落とすとなると、レンジフードの分解もあり時間も手間もかかります。

「頑張っても分解ができない」「汚れがまったく落ちない」などの口コミもあり、大変ハードルが高い清掃作業です。レンジフードの掃除は、無理をせずにプロの掃除業者に依頼するのがおすすめです。

プロの掃除業者は、レンジフードの構造を熟知していて、スムーズに分解し、業務用の洗剤を使用して、こびり付いた油汚れもスムーズに落としてくれます。さらに、専門知識がない方の目線では見つからない汚れも落とすのです。やはり、レンジフードはプロに任せるのがおすすめでしょう。

 

6.まとめ

毎日使うレンジフードは汚れやすいのですが、いざ掃除するとなると簡単にはいきません。それでも、放っておくと部屋に臭いがこもったり、キッチンが油でベタベタになったりすることもあります。そんなとき、清掃の専門家に依頼したくても、どこにどう依頼すればよいか迷う方がいるはずです。

「株式会社ワークイノベーション」 は、レンジフードの清掃実績が豊富で、優れた清掃技術を持つスタッフが豊富に在籍しております。レンジフードの清掃を希望される方はお気軽にご相談ください。